ーー中華料理がお好きとか?
食のジャンルの中で一番好きなのが中華なんです。学生時代を過ごしたバンクーバーでは、毎日食べていたほど。必ず頼む“鉄板メニュー”は、シュウマイ、豚の骨付きショートリブ、チャーシューです。大体頼むのは、いつものこの“スタメン”ばかり。浮気はしないほうです(笑)。中華って、家族とも友達とも「何食べに行く?」となったら、必ず筆頭に挙がるジャンル。それもあって、僕にとってはいろんな思い出と深く結びついている料理です。
ーー自分でも作る中華料理はありますか?
チャーシューですね。豚の塊肉を買ってきて、タレに1~2日漬け込んで、じっくり煮込んで。一瞬、デザート!? って思うくらい、甘くて濃い味に仕上げるのが好みです。日本のお米ではなく、ジャスミンライスを合わせるのもこだわり。ただ、好き過ぎて作り倒した結果、最近は飽き気味です(笑)。
ーー大食漢とお聞きました。
昔、お気に入りの食べ放題の中華ビュッフェがあって。前菜からデザートまで、全メニューを2~3周、思うままに食べていたら、周りがざわつき始めたことがありました。隣のお客さんが、箸を止めてこっちを見ていたほど。そのせいなのかはわからないですけど、ほどなく食べ放題プランは中止になりました(苦笑)。でも、回転寿司を90貫ぺろりと食べていた学生時代に比べたら、落ち着いてきた方だと思います。
ーー今回は渋谷ヒカリエ内の〈168点心飲茶&薬膳鍋〉の点心を3種類用意しましたが、いかがでしたか?
「ポルチーニ黒豚焼売」がすごく美味しかった! ぎゅっと肉が詰まっていて、ポルチーニの香りにもそそられますね。「焼き餃子」と「ニラ餃子」も、ネギとニラがたっぷりきいていて、薬味好きにはたまりませんでした。点心って、好きなものをたくさん食べられるから好きです。メニューを見ると、全制覇したくなる衝動に駆られちゃう(笑)。
ーー俳優としてデビューして5年。2022年は映画『HiGH&LOW THE WORST X』、ドラマ『クロサギ』など、話題作に次々と出演されて。手応えは感じていますか?
『クロサギ』で僕が演じた鷹宮輝(たかみやひかる)は、一見好青年で真面目なエリートなんですが、サイコパスという設定で。演じる難しさはあったけれど、周りから「気持ち悪い」「怖い」って言われた時に、素直に嬉しいと思えました。「かっこいい」や「かわいい」というのは、その人の好みによるじゃないですか。でも自分の演技で、「気持ち悪い」「怖い」と感じてもらえたのだとしたら、それは「役者冥利に尽きるな」って。
ーーこれから演じてみたい役は?
極悪人の役はいつかやってみたいですね。サイコパスやヤンキーを演じてみて、振り切った役を演じる快感にハマってしまったのかも(笑)。とはいえ、まだまだ経験値が圧倒的に足りないのも事実。ひとつひとつの作品に丁寧に向き合って、少しずつでもレベルアップできるよう努力するしかない。俳優として名前を覚えてもらうまでは、突っ走る覚悟です。
点心・飲茶と名物の薬膳キノコ火鍋を味わえる人気店。点心は、医食同源の理念に基づき、本場一流点心師が手作りする。「焼き餃子、ニラ饅頭」各580円、「ポルチーニ黒豚焼売」680円。
●6F
●03-6805-0959
時任さん衣装:ニット71,500円(ボーディ|アルファ PR ☎03-5413-3546)/シャツ27,500円(グラフペーパー ☎03-6418-9402)
photo : Kenta Aminaka styling : Takahiro Suehiro hair & make : Koichi Amano text : Yoshie Chokki
後編は2月9日(木)公開予定です。お楽しみに!
*2022年12月現在の情報です。内容など変更になる場合がございます
*営業時間については、渋谷ヒカリエホームページでご確認ください。
*価格はすべて税込表記です。