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韓国料理や和食が好きという松井さん。“ご褒美”ご飯は自分をリラックスさせるための時間として、少し贅沢に過ごすこともあるそう。
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――このお店は、王朝時代より薬食同源と言われた美容健康食である韓国伝統料理の技を継承する本場の職人によるメニューを提供しています。
今回、「参鶏湯のランチセット」と「ポップンジャ杏仁豆腐」をご賞味いただきました。まず、お店の雰囲気はいかがでしたか?
落ち着いた感じがあって、すごく良かったですね。店内もリラックスできる色合いで、ゆっくりご飯を食べられそうな雰囲気で、好きだなと思いました。
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――「参鶏湯のランチセット」は、いかがでしたか?
ぐつぐつの熱々でしたね(笑)。
――本当にゆげの具合が、熱さを物語っていましたよね(笑)。
熱かったのですが、めちゃくちゃ美味しかったです!優しいお味で、お肉の中にもち米が詰まっていて、ほぐしたら出てくるので食べていても楽しくて。ナツメグも種を抜いてあるから食べられると(お店の方も)おっしゃっていましたし、無駄なく全部食べられるっていうのも良いですよね。とにかく体に良いものばかりが入っていて、私、薬膳がすごく好きなので、心も体も健康的になれたなと感じます。
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――体の芯から温まりそうですね。ちなみに、韓国料理はお好きですか?
好きです。辛い料理も好きなのでキムチも大好きですし、韓国料理は食べに行くことも多いですね。今回食べた参鶏湯のような辛くない、ヘルシーでコラーゲンたっぷりな料理もあって、いろいろなバリエーションがあるところも好きです。
――では、デザートの「ポップンジャ杏仁豆腐」を選んだ理由、食べた感想もお聞きしたいです。
上にかかっている木苺のソースと杏仁豆腐がマッチしていて、本当に美味しかったですね。あまり食べたことのない杏仁豆腐でもありました。器もかわいいですし、特徴でもあるソースの赤さが見た目のかわいさに繋がっていて、目でも楽しめるなと思いました。
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――では企画のテーマでもある“ご褒美”についてお伺いします。「いつも頑張っている自分へのご褒美」ということで、松井さんが自分にご褒美をあげたいと思うのは、どんな時ですか?
やっぱりすごく忙しいお仕事が終わった区切りや、丸1日休みが取れた日など、そういう時はご褒美として美味しいご飯を食べに行ったりします。「明日は休みだから良いよね」という感じで、お酒を飲んだり…そういう贅沢さが、ご褒美という気がしますね。
――ちなみに、松井さんにとっての“ご褒美ご飯”はありますか?
基本的に和食が好きなので、お気に入りの美味しい和食屋さんに行って、お酒を飲みながらご飯を食べたりしていると、幸せを感じますね。そうやって軽くたしなみながら食べるのも好きですし、揚げ物とかガッツリしたご飯も食べますし。次の日がお休みの場合は、気持ちもちょっと緩むので、お酒を飲んでゆっくりするというのが一番好きかもしれません(笑)。
――ご飯には1人で行くこともあるんですか?
1人ではあまり行かないですね。友人はもちろんですが、姉とすごく仲が良いので、姉ともよくご飯に行きます。
――ご褒美をあげるとして、“食”以外なら、ご自分にどんな“ご褒美”をあげますか?自分が「ご褒美だな」と思う瞬間は?
あまり自分にプレゼントをしたことはないのですが、“ご褒美”かなと思うのは、撮影で切羽詰まっている時などに、ネットでひたすら服を見たりすることですかね。でも「これ欲しいな、でも高いな」って、流し見して満足しちゃっています(笑)。
――実際に自分にご褒美をあげた過去のエピソードなどがありましたら、教えてください。
コロナ前は、よくお休みをもらってコレクションの時期に海外に行くこともありました。海外に行くということ自体も、ご褒美ですよね。旅行は計画を立てて行くのが苦手なので、「行ったらどうにかなるだろう」精神です(笑)。ミラノやパリなど、コレクションを開催する国に行って、そこまで予定は立てないで楽しい時間を過ごした思い出がありますね。
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渋谷ヒカリエは本当によく行きます!
――こちらのインタビューですが、渋谷ヒカリエと渋谷、カルチャーにまつわる情報を届ける「HikarieTIMES」という Web マガジンに掲載予定です。なのでヒカリエに関することもお伺いしたいと思っております。松井さんは、ヒカリエでショッピング経験はありますか?
もちろん、あります!友人のプレゼントを買ったり、それこそレストランでご飯を食べたり。あとちょっとした化粧品を買いに行ったり、地下で食材を買ったり…頻繁に利用させていただいています。
――ちなみにご友人には、何をプレゼントされたんですか?
ディフューザーのようなものなど、香り系が多いですかね。あと以前あった「檜のおもちゃIKONIH」というお店は、子どもがいる友人へヒノキのおもちゃをプレゼントしたこともあります。買うと無料でヒノキチップがいただけたのですが、そのヒノキの香りが良くて、嬉しかったです(笑)。
――お休みの日は何をされていますか?松井さんのリフレッシュ方法を教えてください。
田舎育ちなので、やっぱり自然があるところに行きたいですね。都内でも大きな公園に散歩に行くだけで結構リフレッシュになるので、家の近くの公園に行ったり、割と自然を求めに行くことが多いです。自然の中での日光浴とかが一番幸せですね。外でアクティブに活動するのも嫌いではないですが、ただ公園に行って何もせずに、イスだけ持って行ってボーっとしたりするだけで良いというか。森も大好きなので、森林に行くだけで気持ちがすっきりして、気分が良くなります。あとは料理をしたり。やっぱり忙しい時は、料理をする時間もないので。
――得意料理はありますか?
料理はコロナ禍で始めたのですが、それまでは全くしていなかったんです。コロナ禍になって自炊をするしかなくなったので、そこから始めたのですが、やってみたら意外と楽しくて。野菜を切っていると、何も考えずに夢中になれますし(笑)。私は和食が好きなので和食しか作らないのですが、ひじきやきんぴらごぼうなど、自分の得意なものだけを作る感じですね。
――ドライブがお好きだそうですが、最近も車の運転はよくされていますか?
車が欲しくて免許を取ったので、最近もよく乗っていますが、あまり目的がないドライブには行かないんです。例えば、晴れている日は海沿いを走るのも気持ち良いので、ちょっと予定を作って行ったりします。1人になれる空間だから、車の中が好きというのもありますね。私は音楽ではなくてラジオをかけているのですが、ラジオを聞きながら1人でボーっと運転している時間は、それはそれでリフレッシュになっているのかも。実家の福島までも車で帰りますよ。
――運転はもちろん、やっぱり車もお好きなんですか?
車を見るのももちろん好きです。カッコいい車が道を走っていたら、目で追ってしまうこともあります(笑)。大きい車が好きだったのですが、最近は逆に車高が低い車も良いなって思っていて。デザイン化されたような車も良いですね。あとF1もよく見ます。
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――モデル、女優をはじめ様々なお仕事に挑戦されている松井さんですが、お仕事をされる上で大事にされていること、大変だけど頑張っていることなどありましたら教えていただけますか?
全力で楽しもうとは思っていますね。やっぱり暗い現場よりは、明るい現場の方が楽しいですし。何か大変だなと感じることも、「楽しんじゃおう」と思うタイプです。私、普段はめちゃくちゃネガティブなのですが、仕事をしている時は全然ネガティブには捉えないんですよ。「大変なことも楽しんだ方がいいよね」というスタンスでやっているので。どこかでスイッチが切り替わるのかもしれません。あとはどんな時も人に聞いて、助けを求めますね。人とコミュニケーションを取って、解決するようにはしています。1人で悩むけど、解決する時は助けてもらう。分からないことがあったら素直に聞いて、そこをクリアにしていかないと自分も不器用なので、前に進めないというか…。
――そこが仕事をするうえで大切にしていることなんですね?
そうですね。昔は割と「ちゃんとしないと」と、自分の中で考えてしまっていて。まだ若かったということもあるのですが、周りの目をすごく気にして、静かにしておこうと思っていたんですよ。でも、今は自分らしくいる方が自分自身も楽だし、変に相手に気を遣わせてしまうのも違うなと思うので、自分らしく、負担がかからないように過ごすようにはしています。それが仕事を始めた頃からは、大幅に変わりましたね。
――最後に、この記事をご覧になっている方(日々を頑張っている方)へのメッセージをお願いします。
日々何かに追われている人が多いと思いますが、たまには力を抜いて、美味しいご飯を食べて、美味しいお酒を飲んだりして…。気張らず、緩く、頑張りましょう!
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<衣装協力> Séfr
松井愛莉 まついあいり/1996年12月26日生まれ、福島県出身。
結婚情報誌『ゼクシィ』6代目CMガールに抜擢され、それ以降、モデル、女優と幅広く活躍。
近年の出演作はTBS『西園寺さんは家事をしない』、読売テレビ『シークレット同盟』(主演)、舞台『Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~』など。
■参鶏湯のランチセット ¥1,958 (税込)
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ヒナ鶏に高麗人参、ナツメ、もち米などが入った韓国を代表する薬膳スープです。韓国料理の基本にある“薬食同源”=毎日の食事で健康と美を維持する、という考えには欠かせない、自慢の逸品です!
■ポップンジャ杏仁豆腐 ¥528 (税込)
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韓国産ポップンジャ(木苺)酒を丁寧に漉 (こ) し、自家製なめらか杏仁豆腐にかけ上品な甘さに仕上げました。
『シフクノジカン』(Shifuku No Jikan) とは…
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いつも頑張っている自分へのご褒美。
美味しいお料理を食べ、心も体もリフレッシュして頂こうという企画です。 『シフクノジカン』は個人の価値観やライフスタイルによって異なりますが、共通しているのは「心が満たされ、幸せを強く感じる瞬間」であるということ。 幸せを感じる瞬間を、著名人の方々にご自身のエピソードを交えて語って頂く連載企画です。
Photo:Hiroyuki Fujiki styling:Erina Ohama hair & make:Kiyoshi Aiba taxt:Misaki Ito
*2025年2月現在の情報です。内容など変更になる場合がございます。 *営業時間については、渋谷ヒカリエホームページでご確認ください。