「渋谷」、
「渋谷ヒカリエ」、
「私」。【前編】
「渋谷」、
「渋谷ヒカリエ」、
「私」。【前編】
Instagram @marika_matsumoto
Twitter @marika_2000
行くともなく、つい寄ってしまうところ。私にとって、渋谷ヒカリエはそういう場所です。
渋谷駅に直結していて、アクセスが抜群にいい。次の現場まで少し時間が空きそう、しかも渋谷に近い、となればマネージャーさんにお願いをして渋谷ヒカリエに立ち寄ってもらいます。閉店間際に駆け込むこともしばしば。
魅力の一つは、センスがよいこと。ファッション、雑貨、地下のフードフロアまで、おしゃれの最先端が揃っています。各所に感度の高いポップアップショップが展開されて、眺めるだけで心が踊ります。
ゆっくりとお買い物できない日のほうが多いのですが、たとえ30分でも、上から地下3階までスピーディーに見て回り、気がつくと両手いっぱいに紙袋を抱えています(笑)。かわいいマスクやピアス…先日は〈CA4LA delica〉さんで帽子を大人買いしてしまいました。
お買い物でストレス発散という側面ももちろんありますが、それだけではありません。
私は普段、自分から最新グルメやファッション情報を積極的に集めることはしていません。
その点、渋谷ヒカリエは、見て回るだけで流行を肌でキャッチすることができます。私の知らない「新しいもの」「かわいいもの」「おいしいもの」に触れられて、いつも発見があり、五感を喜ばせることができます。私にとっては、気負うことなく感性を磨けて、インプットができる場所なのです。
私は食べることも大好きです。
おいしいもの、体にいいものを摂りたいということはもちろんですが、見た目の美しさも見逃せない大事なポイント。
先日は〈果実園リーベル〉に行き、フルーツサンドをいただきました。ぎっしりと挟み込まれた色とりどりのフルーツは、見ているだけで幸せな気持ちになります。
京都発の和カフェ〈茶庭 然花抄院〉はとてもおしゃれな空間でした。お菓子も食器も美しくてうっとりしました。ビッグサイズの華やかなケーキが並ぶ〈HARBS〉もお気に入りの店です。
いますごく気になっているのは、11階の〈THE THEATRE TABLE〉。開放的な空間で素敵な雰囲気です。広いテラス席に惹かれています。日の長い夏の夕暮れに、渋谷の街を見下ろしながら、ワインとともにイタリアンをいただいたら最高でしょうね!
私は何を選択するときにも、自分の直感を大切にしています。
レストランやカフェ選びも、味は最優先ですが、それにプラスしてその日の気分、「今日はこじんまりした場所がいいな」とか「旅する気分に浸れる場所に行きたいな」など、自分の欲する気持ちにできるだけ即したいと思っています。
空腹を満たすためならなんでもいい。ストレス発散ならなんでもいい。…ではなくて、ほんの少しでも自分が心地よくなれること、満たされることに目を向けたい。そういう意味では渋谷ヒカリエは、確実に私をポジティブにさせてくれる場所です。
忙しくしている人たちが、仕事帰りにふらりと立ち寄れて、何も考えなくてもそこを歩くだけで感性を高められる。リップグロスやシャンプーを1本購入するだけでも、豊かな気持ちになれるなんて素敵ですよね。
しょっちゅう通っても、何かしらの発見があり、飽きることはありません。
今日はどんなものに出合えるかな? ワクワクしながら、私の足はまた渋谷に向かってしまいます。
Text : Tomoko Kurose
後編は11月更新予定です。お楽しみに!
*2021.7月現在の情報です。内容など変更になる場合がございます。
*営業時間については、渋谷ヒカリエホームページでご確認ください。