「日本の美味しさ簡単レシピ」とは?
Hanakoで2021年5月号まで連載していた、日本各地にあるストックフードを料理家がアレンジする企画。レトルト食品や缶詰、燻製など、そのまま食べても美味しい食材もひと手間加えれば立派な料理に。プロの料理家ならではのテクニックは必見です。
今回の料理家は…
今回使う食材はコレ!
牛たん発祥の地・仙台を代表する専門店〈牛たん炭焼 利久〉。お店で販売されている「牛たん茶漬け」(100g 701円税込み)は、粗挽きの牛たんと刻み青唐辛子をもろみ味噌で味付け。味がしっかりとついていて主張がある品なので、お茶漬けやおにぎりの具など、ごはんのお供として使うほか、パンに塗る、パスタに絡める…などいつものお料理にひと工夫するのにもぴったり。活用の幅が無限大!
アレンジレシピ②「牛たんだし巻きたまごサンド」
■材料(1人分)
牛たん茶漬け…35g
卵…3個
和風だしの素…小さじ1/2
薄口醤油…適量
酒…小さじ1
サラダ油…大さじ1
8枚切り食パン…2枚
マヨネーズ…大さじ1
青ねぎ…2本
■作り方
1.ボウルに卵を割り入れたら、水30mL(分量外)で溶いた和風だしの素、薄口醤油小さじ1/2、酒を加えてよく混ぜる。
2.卵焼き用フライパンを中火で熱し、サラダ油を含ませたキッチンペーパーで全体に広げたら、1を1/4流し入れる。表面が固まったら牛たん茶漬けをのせ、奥から手前に向かって巻く。端に寄せ、残りの1も同様に流し入れて3〜4回ほど繰り返し巻いていく。
3.卵焼きをラップにのせて包んだら、まな板などで軽く押さえつけながら食パンと同じ幅に形を整える。
4.マヨネーズと小口切りにした青ねぎ、薄口醤油小さじ1/4を混ぜたソースを食パンに塗り広げたら卵焼きをのせ、もう1枚の食パンではさむ。
5.ラップで包み、上から軽く押さえつけて形を整える。ラップを外し、4等分にしたら完成。
Point!
牛たん茶漬けの辛味がピリッと効いた、だし巻き卵。それを食パンではさんだ、お酒が飲みたくなる大人のサンドイッチ。「はじめに牛たん茶漬けを食べたとき、味にしっかりと主張があり、鰻巻きみたいに卵で巻いてみようと思って。前編同様、“出汁が出る”をキーワードに、だし巻き卵でアレンジしました。作り方のポイントは、やはり卵焼き! 3個の卵で何重にも巻くことで、食べ応え抜群の豪華なサンドイッチに。マヨネーズに忍ばせた青ねぎのぷちぷちとした食感もアクセントになっています」(細川さん)。
photo : Wataru Kitao text : Moe Tokai
*2021.7月現在の情報です。内容など変更になる場合がございます。
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