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あの人の“マイフェイバリット渋谷”。 第4回:AMIAYA

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Interview2022.12.16
あの人の“マイフェイバリット渋谷”。 第4回:AMIAYA
Interview2022.12.16
あの人の“マイフェイバリット渋谷”。 第4回:AMIAYA
渋谷にゆかりのある方が登場、その方から見た渋谷を紹介いただくこの企画。第4回目は、モデルやDJ、アパレルブランド〈jouetie〉クリエイティブディレクターとして活躍している双子ユニット・AMIAYAさんにご登場いただきます。彼女たちにクリエイティブを刺激してくれる渋谷の、偏愛スポットとは。

さまざまなカルチャーが入り混じる「渋谷」で五感を揺さぶられ、クリエイティブに活かしている。

さまざまなシーンで活動し、国内のみならず、世界中を駆け巡っているPINKツインズユニットのAMIAYAさん。「いろんなカルチャーがミックスされていて、いつも新鮮な刺激を受けます」と、渋谷に来るたびに創作意欲を駆り立てられる様子。中でも特に鼓舞されるというスポットを教えてもらいました。

――渋谷にはよく来られるんですか?

AMI 今は仕事で来ることが多いですね。上京したのが約17年前なんですが、その頃は渋谷、原宿には毎日のように来ていました。

AYA 私もAMIちゃんも渋谷でバイトしていたので、それも関係あるよね? バイト終わりに〈SHIBUYA TSUTAYA〉前で待ち合わせたり、友達と遊んだり、いろんな思い出がある街です。

――上京された当時と比べて、渋谷の印象は変わりましたか?

AMI 通う頻度が昔よりも少なくなったので、そういう意味では変わりました。でも、クリエイティブな部分を刺激してくれる場所としては今でも変わらない場所です。

AYA 昔から変わらないところと、進化しているところ。どちらもあるのが渋谷の魅力ですよね。上京した時は渋谷ヒカリエはなかったもんね?

AMI まさに進化している象徴だよね。実はすごく通っていて、レストランは全部行ったことがあります。

AYA 特に8Fにある〈d47食堂〉は好きでよく行きます。他にも〈diptyque〉〈ジョー マローン ロンドン〉には友達のギフトを買ったり、フラワーショップもよく行ったりと、活用しています。

――そんな2人のクリエイティブな部分を特に刺激してくれる、渋谷のスポットを教えていただけますか?

AYA まずはヘアサロンの〈HML U/2A(ヒメル)〉です。オーナーの柏(昌弘)君には約7年はお世話になっていますね。私たちのピンクヘアが維持できているのは柏君のおかげ。

AMI 必ずイメージぴったりに仕上げてくれるんです! ただピンクなら良いわけではなく、こだわりがあって絶妙なニュアンスを大事にしているんですが、そこをきちんと理解してくれます。ムラになりやすいところも完璧にしてくれるんです。

AYA きれいなピンクを維持するにはホームケアも大事なのですが、私たちの髪質を考えて、「このシャンプーがいいよ!」とか「こっちのオイルを使うとダメージをカバーしてくれる」って提案してくれるので、とても助かっています。

オーナーの柏昌弘さんはAMIAYAさんのイベントでヘアを担当することもある。

AMI 柏君にはカット&カラーだけじゃなく、ヘアもお願いすることがあります。いろんなサロンにお世話になってきたんですが、オーナーである彼の性格がマイペースでゆったりとしているので〈HML U/2A〉はアットホーム。リラックスしながら施術をうけることができます。

AYA あとはサロンに置いてある家具にもこだわりがあって、ミッドセンチュリーテイストでまとめられているんです。私も大好きなので家具の話をしたり、同世代ということもあってファッションの話をしたり、ヘアだけではない部分でも情報交換ができるという意味でも、刺激をもらえる場所です。

柏さんの好みであるミッドセンチュリー、70sスペースエイジのアイテムが揃ったモードな空間。椅子やラックだけでなく照明にもこだわりが。
シャンプー台にはいろんな種類のシャンプーとコンディショナーが並んでいる。お客さんの髪質を考えながら施術をしていることがわかる。
撮影の合間には3人で雑談している場面を何度も見かけ、心から信頼している様子がうかがえた。カウンターで話している時にカメラを向けると仲良くピース!
店舗情報

HML U/2A(ヒメル)

住所:東京都渋谷区神南1-13-15 ペアシティ神南2A
電話番号:03-6809-0856
営業時間:月曜〜金曜11:00〜20:00、土曜、日曜、祝日10:00〜19:00

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AYA 〈PIZZANISTA! TOKYO〉は内装や置かれているオブジェや雑貨など一つひとつにこだわりを感じられるお店です。こういう雰囲気のお店ってなかなか日本になくて、まるで海外のドライブインに来たような気分になれます。

AMI もともとはアメリカ・ロサンゼルスにあるお店なので、AYAちゃんが言ったとおり日本とは違うカルチャーを感じられます。ピザも大きいのでヘビーそうに見えるのですが、とても食べやすくて1枚じゃ足りないくらい(笑)。

AYA サイズ感もアメリカンですが、ぺろりと食べられます! 一番好きなのは、サラミののった「ペパロニ」。ドリンクはコーラを頼んで、これでもか!ってくらい高カロリーに攻めます(笑)。ピザで気にしちゃうのはもったいので。

AMI メニューにはヴィーガン対応のメニューもあるから、どんな人とでも一緒に来やすいのもいいですよね。

メニュー表から気になるピザを選ぶ2人。お店の真ん中にはピザの形をした遊び心あるテーブルが置かれている。
AMIAYAさんお気に入りの「ペパロニ」(1スライス660円)。2人の顔よりも倍はありそうなサイズ。「改めて見ると大きいですね(笑)。でも2枚目もいけちゃう!」とAMIさん。

AYA 今年9月にはロゴフーディをコラボしたんです。グラフィックはアメリカ本社と詰めていって、やり取りをしながらとても刺激を受けました。

AMI 発売記念イベントを行ったのですが、特別メニューとしてマカロニ&チーズのピザを特別仕様のレインボーカラーにしていただきました。ピザ生地にビーツを使った、トレードカラーのピンクのピザも作ったりして。アパレルだけじゃなく、ピザでコラボができたのも新鮮でしたね。

アメリカンダイナーをイメージした店内。2人がよく座るのは一番奥のテーブル席なんだとか。
店内で一枚一枚手作りされている。焼き加減にもこだわりがあり、サクッとしながらも弾力のある生地はやみつき必至。
店舗情報

PIZZANISTA! TOKYO(ピザニスタ! トウキョウ)

住所:東京都渋谷区神宮前5-28-7 ロイヤルタウン神宮前1F
電話番号:03-6805-0750
営業時間:11:00〜20:00(金土祝日は~23:00)

定休日:月曜、年末年始

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AMI 3つ目は〈R261 CIGAR&ROCK〉です。昨年、友達のバースデーパーティーで伺い、初めてこのお店を知りました。

AYA 決まったメニューだけでなく、バーテンダーの方がお酒の好みに合わせてカクテルを作ってくれるんです。「こんな私好みのお酒があるんだ!」って、新しい自分を発見できる場所だよね。

AMI そうだね。飾ってあるアートや流れている音楽もそうですが、こだわりをもって作ったお店なんだということがとても伝わってきます。The BeatlesやTHE ROLLING STONES、Pink Floydなど1960〜80年代の音楽を中心としたレコードが満載で、ところどころおかれているレコードジャケットもこの空間にとても合っているなと思います。

合わせたお酒をシェイキングした後、空気を含ませることによって香りを立たせる。メニューはあるものの、基本的には〝おまかせ“中心。一人一人の好みを聞いて、バーテンダーがその場限りの一杯を作る。
ふたりの好みを聞き、バーテンダーが作ったオリジナルノンアルカクテルのできあがり。〝うわーーキレイ!“と歓声を上げつつ、乾杯!

AYA 渋谷の喧騒から少し離れているので静けさがあって、でもホテルにあるのでラグジュアリー感もあって。スペシャルな空間の中でお酒を嗜むのは日常の中でとても大切だと思うんです。日々動き回っていることが多いので、ゆったりとした時間を作って、メリハリをつけるようにしています。

AMI 何かを作り出すことはメリハリをつけることも大事。特にこのお店は寛ぎながらも五感を刺激してくれます。おいしいお酒をちょびちょびと飲みながら、音楽に耳を傾けていると普段の忙しなさを忘れられますね。

AYA 常連ではないんですけど、たまに来るんです。1人でもふらっと入りやすいのも嬉しいよね。

丸いカウンターの向こうある壁には各種ボトルをはじめ、スピーカーやレコードなどが所狭しと並ぶ。
「甘めでデザートっぽい感じ」とお願いしたAYAさんには、水出しの烏龍茶をフローズンにし、淹れたてのエスプレッソを最後に回しかけた(手前)。AMIさんは「さっぱり系で好きなお酒はラム」と伝え、クランベリーとフレーバールイボスティー入りの美しい一杯(奥)。
店舗情報

R261 CIGAR&ROCK

住所:東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー 東急ホテル2F
電話番号:03-3476-3526
営業時間:日曜~火曜、祝日16:00~23:00 (22:00 LO)、水曜~土曜、祝前日16:00~24:00 (23:00LO)

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――渋谷の象徴的な存在でもあるスクランブル交差点も、お二人の思い出の場所なんですね。

AYA 〈jouetie〉をはじめ、海外ブランドの撮影でもよくここを使っています。上京した当時から、プライベートでも仕事でもよく来るので思い入れが強い場所ですね。

AMI 東京での生活が長くなってきましたが、その分このスクランブル交差点にはいろんな思い出が詰まっていて、大事な場所。ここに来るだけで、渋谷ならではのカルチャーを目でも空気でも感じることができますね。

「スクランブル交差点に立つと渋谷だけじゃなく、東京のカルチャーがこの街には詰まっているって思いますね」とAMIさん。

AYA 辺りを見渡すと今の渋谷の様子を見ることができるし、上京時を思い出して初心に戻ることもできる。

AMI いろんな友達に会った場所でもあるしね。私たちにとって、なくてはならないスポットなんです。

いろんな思いが詰まった場所で、自然と笑顔がこぼれる!

――今回おふたりが挙げてくださったスポットは、昔からお世話になっている人がいらっしゃるサロンや新しく知ったバーなど、とてもバリエーション豊かですね。

AYA 通う回数は減ったんですけど、渋谷へのアンテナは常に張っているというのもありますね。進化しつつも、変わらないものもある。この2面は私たちが活動する上でも大事にしていて、渋谷に来るたびにそれを感じ、リンクするなっていつも思っています。

AMI 何年経っても私たちのクリエイティブを刺激する街であり続けてくれるはずです。たまに忘れかけている時でも街全体が体現しているので、自分自身を見つめ直して再確認することができます。渋谷という街はいつまでも私たちの中では大好きな存在です。

プロフィール

AMIAYA/アミアヤ:AMI(右)、AYA(左)からなる双子のユニット。トレードマークのピンクヘアから、「ピンクツインズ」と呼ばれることも。モデル、DJ、アパレルブランド〈jouetie〉クリエイティブディレクターなどさまざまな活動を並行して行う。

公式HP

*2022.11月現在の情報です。内容など変更になる場合があります。
*各店舗の営業時間等詳細は、店舗に直接お問い合わせください。
*価格はすべて税込表記です。
*取材は、撮影時以外はすべてマスク着用にて行われました。

photo:Mihoko Sakamoto  text:Yuko Watari